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  血 統 論



 トキノミノル は The Tetrarch 3×4 なのであった
根岸競馬場跡の一等観覧席の遺構と、トキノミノル像。
(photo by 芝周志さん ← 彼のサイトの cover collection は絶品です。
      ドイツ在住時代の写真が私は好きですが、
         馬と人の感動を伝えられる日本一の写真家です。
             「ネレイーデ物語」もすばらしい。







(ホームページ内の撮影者名のない写真は、
 私がバカチョンデジカメで撮ったものです)










血統論は1984年に上梓した『日本サラブレッド配合史』と、2011年に出した電子書籍の『血統論』で、ほぼ十分だと思っていますが、入門書は今後書いていこうと思っています。

こういうネットで書くのもおもしろいかもしれません。。。(2011/12)



2014年に競馬月刊誌「サラブレ」に6回連載し、2015年に KADOKAWA/エンターブレインから発行されたムック『走る馬の見方がわかる本』に、一挙収載された「血統表の見方」で、上記の夢であった簡明で包括的でしかも上級者相手にもなる本格的な血統論を書くことができました。30年の夢が叶いました。遅くなって申しわけありません。書けてほっとしました。
今は、30年以上版を重ねて出し続けている(「著書」参照されたし)、『サラブレッド配合史』と、その「血統表の見方」で、血統論は十分完了だと思っています。(2015/4)



目次のタイトルをクリックすれば、該当の原稿にジャンプします。


※ サラブレッドの血統表の、父系の中にAがいて、母系にBがいて、
AとBが全兄弟姉妹(私はA=Bと表記することにした)なら〈全きょうだいクロス〉、
AとBが同じ組成(A=Bと表記することにした)なら〈同血クロス〉、
AとBが約4分の3同血(A≒Bと表記することにした)なら〈相似な血のクロス〉や〈4分の3同血クロス〉(ときとして、ニアリークロス)と、私は言っています。

そういうクロスは、ふつうのクロス(A4×5とか)よりも威力が大で、それが私が1973年頃から展開してきた血統論の核の一つです。

 また、AとBが約8分の5くらい同血(A≒Bと表記することにした)なら〈相似な血のクロス、ニアリークロス〉あるいは、血脈の並び順のケースによっては〈組み合わせのクロス〉と、それは効果は減りますが、私はそう呼んでいます。

 クロス表記については、かつては血統表全体を見て、3×4×4×5×5×6×7などと表記するのが、日本でも外国でも常識だったが、それでは、自身にクロスがあるのか、父方にあるのか、母方にあるのか、自身はインブリードなのかアウトブリードかなど、何ひとつ分からないので、私は、
中点(中黒、「・」)を使用して、父と母のクロスを別々に束ねて、
4・5・5・7×3・4・6などと表記するようにした。

(現在、中黒「・」に代えて、ピリオド「 . 」や、アステリスク「 * 」などを使っている人がいるが、どういう記号を使おうが、それらは全部、自分で考え出す力がないから、私の考案した方法をマネして形を変えてごまかしている情けない人たちにすぎない。)

自身がクロスを持っているかどうかを、考え方として明確に判別することが、配合論をはじめるにあたって重要な第一歩だからだ。×記号は1個でなければ血統・配合論にならない。今ではその考えだけこっそりまねて、中点の代わりにピリオドやカンマやアステリスクを使って、まねてないつもりを装う志の低い人が増えたが(堂々と同じ記号を使えばいいのだ)、私が『日本サラブレッド配合史』で提示した概念の正当性は不滅だ。





 この写真を指でなぞると血統に開眼します  …ということはない
 △ 遺伝学の父・メンデルのブドウの木
チェコのブルノールのケーニギン修道院のものを株分け
(東大付属小石川植物園)






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 私が『日本サラブレッド配合史』で配合論を書くときに試みたアプローチは、将来、どういう遺伝学の進歩が顕在化しても、ゲノム解析とかやって百年後くらいに細かい解析とか終えたあとに新理論が出たとしても、私は私で、1970年代から1980年代初頭の時点において、論理学の帰納法や演繹法や統計論を駆使して、一部はともかく全てが覆されることのない理論を、可能な限度で、探求し構築することでした。

(現在でも、分子生物学の成果だ、とか軽く書く人がいるが、その学問とやらの具体的な何の参考文献も引用・紹介しようともしないし、することもできないし、統計的に意味のある数値を出そうともしないし、出すこともできない。その程度の学問の常識も知らない子供のたわごとにすぎない。消火器を売るのに消防署の方から来ましたと言っているようなものだ。)

 世の中で、『サラブレッド配合史』で展開した私の配合論だけは、そういう心構えのものになっています。

 あの本の題名は3版までは日本と付いていますが、中身は世界の血統が書かれています。日本馬は輸入されたものだからです。配合史となっていますが、それは、まさに配合史的にこそ配合論を展開しなければ、血統・配合論としては、論理的に無意味だからです。

 あの本はまさに、中身全体で一つの血統・配合論となっているのです。

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                  *  



2010.2.7→ 2014 ツイッターで競馬クラスタと交流
他の血統論者である五十嵐理論や、ケン・マクリーンや、血統を研究したとは思えない吉沢譲治を切る。これが、その togetter まとめ。
思い出したが、五十嵐氏の桜花賞の◎は柴田政人のスイートソフィアだった。1番人気だったかな。レースは、4番人気で私が◎にして血統生命をかけたダイアナソロンが、5馬身差の圧勝。



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※ ----- 補遺 ----- 2010/3/2 の「日記」より-----
■昨日の朝日新聞の記事を asahi.com で読む。一部引用。「アイルランドとニュージーランド生まれのサラブレッド148頭について、各馬が生涯を通して勝ったレースの中で最も格付けの高かったレースを対象に、距離別にDNA型との関連を調べた。 すると、1200メートル以下ではC/C型が最も多く、距離が延びるにつれて減った。一方、T/T型は1200メートル以下では勝利がなく、距離が延びるにつれ増える傾向が認められた。C/Tは、その中間の距離での勝利頻度が高く、C/C型は「短距離」、C/T型は「中距離」、T/T型は「長距離」に向いていると考えられた。 」。引用が一部だからわかりにくいでしょうが、CかTかは筋肉が付くかどうかの因子で、詳しくは既に Google で朝日の記事を検索できます。

 これに関する感想は、◇そういうDNA解析はありうるということ。◇距離適性を決める要因は、筋肉量だけでなく、体形とか、肺や心臓の大きさや長さや形など、さまざま複数あるだろうということ。◇たとえば、乳牛の配合研究もかじったが、サラブレッドの競走能力は、乳量などよりも、はるかに複雑だ。◇この研究と違って、私ならG1ホース以外は対象に選定しない、なぜなら、G1ホースのような完成形でないと、遺伝因子がどう全面的に発現されたかされてないかが不分明であるだろうから。これは30年前から一貫してこの姿勢は変えていない。◇総じて考えるに、今の分子生物学はDNAの解析など単一ファクターの研究をやっているわけだが、それで配合を決める段階では、まだないだろう。
 驚くほど意想外ではないが、有意義な研究であるだろうと推測できる。ご紹介しておきたい。

 ちなみに、私の血統・配合論の論証は、意図して帰納法と演繹法を同時に満たすような狙いで試みられているし、「血統・成績ソフト」で、〈全きょうだいクロス〉が競走成績に対して有為なプラスの値が出ることが、90年代に分析証明されています。
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※ 〈チーム4分の3〉について

2007年から精査が困難で1頭に1時間半くらいかかる〈相似な血のクロス〉などニアリーなクロスは、調査時間がないので、読者の有志の方々による〈チーム4分の3〉というものを結成し、そのメンバーの皆さまの調査報告にも期待することにしました。集まったクロスは原則として発表せず私の予想の中で使わせていただきます。予想結果の向上をとおして成果を享受していただければ嬉しいです。いつでもメールでご参加ください。なんの権利も義務もありません。報告数ゼロでも、もちろんOKです。私ももちろん入っていて今までどおり調べます。

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 植物も鉱物も
鉱物コレクション。動物と植物と鉱物が好きだ。
地球上には、他に空と水しかないのだけれど。




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パーソロンの血統の秘密

  ※ 下記タイトルをクリックするとジャンプします。

プリメロの〈全きょうだいクロス〉 所有馬一覧


  ※パーソロンという種牡馬は、ほとんど、この配合で成功しました。


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サンデーサイレンスの血統の秘密 (クロス一覧)

  ※サンデーサイレンス産駒のヘリオポリスの〈4分の3同血クロス〉を発見して、小躍りして望田さんに電話したら、ああそれは競馬通信社の月刊誌で若い人が既に指摘してますけど、月刊誌に寄稿してない笠さんの家には送ってないので、ご存じないでしょうけど、と言われて力が抜けましたわ。
 でも、手柄の横取りではないので、書いておきますね。

  ※ニアリーなクロスを中核にして血統論全体を、歴史的に辿ることで構築したのは1973年頃からだから、私が最初で、あとは、若手の俊英が『サラブレッド配合史』を読んでクロスを発見したということで、そういうニアリークロス発見の先後は、個々の馬のケースでは、しょっちゅう起きている話です。

  ※〈チーム4分の3〉のメンバーが、いっぱい見つけてくれました。感謝です。
  しかし、サンデーサイレンスはニアリーだらけという珍奇な種牡馬ですね。


(血の濃さとクロスの遠さの、両面から見てインパクトのある順に)
(直子以外は主として2009年頃まで)

下記タイトルをクリックするとジャンプします。


  Blue Swords = Bluehaze の〈全きょうだいクロス〉所有馬一覧
  Equestrian = Equilette の〈全きょうだいクロス〉所有馬一覧

  Khaled = Red Ray の〈同血クロス〉所有馬一覧

  Royal Charger≒ Nasrullah の〈4分の3同血クロス〉所有馬一覧
  Gulf Stream ≒ Heliopolis の〈4分の3同血クロス〉所有馬一覧

  Gulf Stream ≒ Calluna の〈相似な血の同血クロス〉所有馬一覧
  Gulf Stream ≒ Aurora の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧

  Free France ≒ Flaming Top の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧
  Free France ≒ Johnstown の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧

  Edelweiss ≒ Swaps の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧
  Equestrian ≒ Shut Out の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧

  Admiral Drake ≒ Roman の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧
  Hail to Reason ≒ Francis S. の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧




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・1995・週刊競馬通信・重賞回顧・オータムH、ドージマムテキ
        〈父母相似配合〉



・1995・週刊競馬通信・重賞回顧
        スプリンターとステイヤー



・1995・週刊競馬通信・重賞回顧・京成杯3歳S
        底力に欠ける軽い血



・1996・週刊競馬通信・重賞回顧・AJC杯
        プリメロの〈全きょうだいクロス〉




・1996/01/27・週刊競馬通信・重賞回顧・ダイヤモンドS
        ユウセンショウに見る配合の基本




・1996、5月 「競馬王」
        エリモシックは中距離馬の鏡のような配合



・1996・週刊競馬通信・重賞回顧・ダービー
        フサイチコンコルドは〈組み合わせのクロス〉



・1996・週刊競馬通信・重賞回顧・エプソムC
        スピード劣化の法則



・2003/09/18「ホースレター」
    ネオユニヴァースから遡る〈相似な血の同血クロス〉1×1



・2004/09/03「ホースレター」小倉2歳、札幌日刊スポーツ杯など
        エイシンヴァイデンの血統表のキズ




・2005/01/14「ホースレター」
    ディアデラノビアの母系にある〈全きょうだいクロス〉2×1



・2005/01/28「ホースレター」 東京新聞杯、京都牝馬Sなど
 〈相似な血の同血クロス〉〈全きょうだいクロス〉を
        3つ重ねたハットトリック



・2005 デイリースポーツ「笠の血統展望」  弥生賞
        牝系に良質の濃いクロスを持つ成功パターン


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 ピュア
 いつも、ピュアな心と姿勢でいたい

               



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*パーソロンの血統の秘密*

パーソロン系における
プリメロ=Avena=Harina=Choclo の〈全きょうだいクロス〉 所有馬一覧

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パーソロンの直子

 稲葉の名血

  タケフブキ(オークス)  Avena=Harina=プリメロ 4×4・5
  サクラショウリ(ダービー) Avena=Choclo 4×4
  メジロゲッコウ(弥生賞、スプリングSなど10勝) 
        Avena=プリメロ≒ステーツマン 4×4・5

  ダイアナソロン(桜花賞、オークス2) Avena=プリメロ 4×5
  ノボルトウコウ(スプリンターズSなど13勝) 
               Avena=プリメロ 4×5
  トクザクラ(朝日杯、牝馬東タイ杯) Avena≒ステーツマン4×4

  サンエイソロン(ダービー2、菊花賞2) 
               Avena=プリメロ 4×5
  パワーライフ(朝日杯2) Avena=プリメロ 4×4
  アサクサスケール(エ杯2)Avena=プリメロ 4×4

  ヤマブキオー(中山記念など重賞6勝) Avena=プリメロ 4×4
  キリパワー(目黒記念) Avena=プリメロ 4×4
  マチカネハチロー(マイラーズC) Avena=プリメロ 4×5

  チェスナットバレー(日経賞) [ファルコン×ファバージ]
          ファルコンは父がパーソロンと同じミレシアン
               Avena=プリメロ 4×5
  ジュベルシンボリ Avena 4×3
          (パーソロンはシンボリだからオマケ)
  メジロルーベンス Avena=プリメロ 5×5
  イーストサイド Avena=プリメロ 4×4





パーソロン直系

 歴史に残る名レースで踏ん張って

  メジロマックイーン(天皇賞・春連覇、菊花賞、宝塚記念)
        父メジロティターンの祖父がパーソロン
              Harina=プリメロ 6×6
  メジロハイネ(オークス3)
        父メジロゲッコウの父がパーソロン
          Avena=プリメロ≒ステーツマン 5・5・6×5
  アイルトンシンボリ(ステイヤーズS連覇)
        父シンボリルドルフの父がパーソロン
              Avena=Harina 5×8

  トウカイテイオー(皐月賞、ダービー、JC、有馬記念)
              Avena≒ステーツマン 5×7・5
  ヤマニンシュクル(阪神JF、秋華賞2)
        父トウカイテイオーの祖父がパーソロン
          Avena≒ステーツマン=Harina 6・6・8×8




母の父パーソロン

 タケシバオーにもプリメロがあった

  ドウカンヤシマ (朝日CCなど重賞6勝)
      [タケシバオー×パーソロン]
             プリメロ=Avena 4×5
  ハーバークラウン(AJC2、ダービー6)
      [ハードツービート×パーソロン]
             Harina=Avena 6×5




牝系に〈全きょうだいクロス〉

 名馬の牝系に名クロスあり

  スペシャルウィーク(ダービー、JC、天皇賞・春秋)
         祖母が、Harina=プリメロ 3×3
  メジロドーベル(阪神3歳牝馬S、オークス、秋華賞、エ杯連覇)
         母が、Avena=プリメロ≒ステーツマン 4×5・6
  カツラノハイセイコ(ダービー、天皇賞春)
         母が、Harina=プリメロ 4×4

  タケホープ(ダービー、菊花賞、天皇賞・春)
             母が、Harina=プリメロ 3×4
  ロッキータイガー(ジャパンC・2着==船橋所属)
             祖母が、Harina=プリメロ 4×4
  ネーハイシーザー(天皇賞・秋) 
       祖母が、Avena=プリメロ≒ステーツマン 4×4・5

  マイネルレコルト(朝日杯)
             母が、Harina=プリメロ 4・6×4
  ショウナンタキオン(新潟2歳S)
       祖母メジロハイネが、
         Avena=プリメロ≒ステーツマン 5・5・6×5
  アジュディミツオー(東京大賞典連覇)
         母の父ジャッジアンジェルーチに Neocracy 
              母が、Harina=プリメロ 6×5

  ハシルショウグン
    (帝王賞、東京王冠など重賞5勝、オールカマー2)
       3代母が、Harina=プリメロ 2×3
       自身は、Heliopolis≒Aurora 5×6
  ステートジャガー(羽田杯2、東京ダービー3、東海ゴールドC、
          マイラーズC)
              祖母が、プリメロ 4×4
  ロシアンブルー(七夕賞、新潟記念) [クロマニヨン×ペール]
         ペールはパーソロンの全弟
              母が、Avena=プリメロ 4×4

  メジロオードリー [父スペシャルウィーク×母メジロドーベル]
    Harina=Avena=プリメロ≒ステーツマン 6・6×6・7・8
  シンボリクリエンス(中山大障害春秋連覇、東京障害特別春秋連覇)
              母が、Avena 4×4




それ以外

 快速馬に底力を

  エルプス(桜花賞) [マグニテュード×イーグル]
          マグニテュードの母の父がセントクレスピン
              Harina=プリメロ 5×5
  ハヤフブキ(ダービー馬タケホープ、オークス馬タケフブキの母)
          父タリヤートスに Neocracy →Harina
              Harina=プリメロ 3×4
  Azeri(2002年度、米年度代表馬)
        [ジェイドハンター×Ahonoora ]
         ジェイドハンターの牝系が Avena
              Avena=Harina 5×8

  イイデセゾン(ダービー3、共同通信杯)
        [タケシバオー×ヴェンチア]
         祖母にタリヤートスが入る
              Harina=プリメロ 4×5・6
  タイアオバ( ↑ メジロハイネのオークス2)
        [タイテエム×チャイナロック]
        タイテエムの父セントクレスピン、その母が Neocracy
              Harina=プリメロ 4×4
  ウエスタンジョージ(愛知杯などG3勝)[タイテエム×ショウグン]
         タイテエムの父セントクレスピン、その母が Neocracy
              Harina=プリメロ 4×4

  ホワイトストーン(菊花賞2、大阪杯などG3勝)
     [シービークロス×ナイスダンサー] 父の母の父がパーソロン
              Avena=プリメロ 6×5
  カネツクロス(AJC杯など) [タマモクロス×ラッキーソブリン]
        タマモクロスの父の母の父がパーソロン
              Avena=プリメロ 7×5
  シアリアスバイオ(秋華賞3) [タマモクロス×マルゼンスキー]
        タマモクロスの父の母の父がパーソロン
              Avena=プリメロ 7×5

  センゴクヒスイ(新潟記念) [ハードツービート×ヴィミー]
               ハードツービートに Neocracy
              Harina=プリメロ 4×4
  ゲイリーランサー(京都4歳特3) [リキアイオー×トレボロ]
                   リキアイオーの祖父ミレシアン
              Avena=プリメロ 5×5




プリメロのクロス

 さすが3冠馬

  ハツシバオー (南関東3冠)
      [タケシバオー×ブランブルー×ハクリョウ]
             プリメロ 4×4
  オヤマテスコ(桜花賞)
      母が [トサミドリ×セントオー]
             プリメロ 2×4
  レオダーバン(菊花賞)の祖母ヤマトマサル 
             プリメロ 3×4

  トウフクセダン(天皇賞・春2着)の祖母ヒメカブト
             プリメロ 3×2
  リュウフブキ(カブトヤマ記念) 
             プリメロ 5×3・5
  メグロモガミ(菊3着)の母タマコダマ 
             プリメロ 3×4

  イイデセゾン(ダービー3着、共同通信杯) 
             プリメロ 4×5
  トーワタケシバ(ダイヤモンドS2着) 
             プリメロ 4×5
  ヨネミノル(クイーンC)の母ヨネリュウ 
             プリメロ 3×3


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                 調査協力・〈チーム4分の3〉








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*サンデーサイレンスの血統の秘密*   

サンデーサイレンス系における
Blue Swords = Bluehaze の〈全きょうだいクロス〉所有馬一覧

≒ Blue Banner の〈ニアリークロス〉(5.5/8) でもある。

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※ 有名すぎる〈全きょうだいクロス〉ですが、サンデーサイレンスの名誉と、配合論のために掲載します。〈全きょうだいクロス〉は、兄弟の多少の遺伝子型の違い以外は限りなくニアリーですから凄いのです。限りなくニアリーだけど、同じ馬のクロスでない、というのが最高なのです。

 〈4分の3同血クロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Bluehaze & Blue Banner))
  ダンスパートナー 5×5・5、(オークス、エ杯)
  ダンスインザダーク 5×5・5、(菊花賞、ダービー2)
  ダンスインザムード 5×5・5、
    (桜花賞、ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋2、マイルCS2)

  スズカマンボ 5×6・6、(天皇賞・春)



(( Bluehaze ))
  メイショウレガーロ 5×7、(京成杯2)


(( ジムフレンチ ←Bluehaze))
  サイレントハンター 5×5、(大阪杯、新潟大賞典)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Khaled = Red Ray の 〈同血クロス〉所有馬一覧


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※ 〈同血クロス〉なので掲載することにしました。同血クロスは、美しくて威力があるので最高です。

 〈4分の3同血クロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Red Ray))
  フジキセキ 6×6、(朝日杯)



(( Mill Reef))
  タガノテイオー 6×6、(朝日杯2)
  ファイングレイン(フジキセキ) 7・7×6、(NHK2)


( Shirley Heights ←Mill Reef)
  ローズバド 6×6、(オークス2、エ杯2)
  ローゼンクロイツ 6×6、(毎日杯)


( ミルジョージ ←Mill Reef)
  キングオブダイヤ 6×6、(中山記念)


( In the Wings ←Shirley Heights ←Mill Reef)
  ショウナンパントル 6×8、(阪神JF)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Royal Charger ≒ Nasrullah の〈4分の3同血クロス〉所有馬一覧


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※ この〈相似な血の同血クロス〉は、サイアーラインの根幹種牡馬で構成される有名なものなので、該当馬が多すぎるのと、他の種牡馬にも、けっこういるので、説得力という意味で、大レースのみで、しかも、5×5以上の濃さを持っているもののみ掲載することにしました。

 〈4分の3同血クロス〉


  イシノサンデー 5×5・5、(皐月賞)
  ロイヤルタッチ 5×5、(皐月賞2、菊花賞2)

  タヤスツヨシ 5×5、(ダービー)
  ジェニュイン 5×4、
   (皐月賞、マイルCS、ダービー2、天皇賞・秋2、3、安田2)

  アグネスタキオン 5×5・6、(皐月賞)
  アグネスフライト 5×5・6、(ダービー)

  サイレンススズカ 5×5・6、(宝塚記念)
  ステイゴールド 5×5、
   (香港ヴァーズ、天皇賞・春2、秋2、2、宝塚2、3、有馬3)

  ダイタクリーヴァ 5×5・5・6、(皐月賞2)
  ダイタクバートラム 5×5・5・6、(天皇賞・春3)

  デュランダル 5×5、
      (マイルCS連覇、スプリンターズS1、2、2)
  スティルインラブ 5×5・5、
        (桜花賞、オークス、秋華賞、エ杯2)

  マツリダゴッホ 5×5・5、 (有馬記念)
  フサイチエアデール 5×5、(桜花賞2、エ杯2、2)

  ローズバド 5×5・6、(エ杯2)
  プライムステージ 5×5、(桜花賞3)

  ブライトサンディー 5×5、(エ杯2、サファイヤS)
  ダイヤモンドビコー 5×5、(エ杯2)
  ビッグサンデー 5×5、(マイルCS2)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Gulf Stream ≒ Heliopolis の〈4分の3同血クロス〉所有馬一覧


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 〈4分の3同血クロス〉

※ Gulf Stream の母は英千ギニー馬。
≒Heliopolis の〈4分の3同血クロス〉が、サンデーサイレンスの〈相似な血のクロス〉のなかでは、≒Nasrullah と並んで、抜群に形の美しいパターンです。牝系が同じで、きっちり4分の3と、いちばん中身が相似で、〈全きょうだいクロス〉に近い〈4分の3同血クロス〉ということ。ここが肝心。
美しいものは成功します。


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Heliopolis))
  トゥザヴィクトリー5×6、
       (エ杯、オークス2、ドバイWC2)



( Olympia ←Heliopolis)
  ビリーヴ 5×6・7、(スプリンターズS1、2、高松宮記念)
  エアシャカール 5×6、(皐月賞、菊花賞、ダービー2)
  エアメサイア 5×7、(秋華賞、オークス2、Vマイル2)
  ステレオタイプ 5×7、(ロゴタイプの母)


( Pia Star ←Olympia ←Heliopolis)
  ゼンノロブロイ 5×6、
   (天皇賞・秋1、2、JC、有馬、ダービー2、天皇賞・春2)


( Creme dela Creme ←Olympia ←Heliopolis)
  デュランダル 5×5、
     (マイルCS連覇、スプリンターズS1、2、2)
  サイキョウサンデー 5×5、(中日4歳S)
  スティルインラブ 5×6、
     (桜花賞、オークス、秋華賞、エ杯2)


( メンデス ←Olympia ←Heliopolis)
  ビービートルネード(タヤスツヨシ) 6×6、(東京ダービー)


( ディアブロ ←Olympia ←Heliopolis)
  アーリーロブスト(バブルガムフェロー) 6×7、(京成杯)



( Danzig ←Admiral's Voyage ←Olympia ←Heliopolis)
  ダイワエルシエーロ 5×8、(オークス)
  ヤマニンアルシオン 5×7、(阪神JF2)
  ヤマニンセラフィム 5×7、(京成杯)

  タガノテイオー 5×7、(朝日杯2、東スポ3歳S)
  デアリングハート 5×7、(NHK2、桜花賞3、クイーンS)

  ミレニアムバイオ 5×7、(安田3、マイラーズC)
  フサイチランハート 5×8、(AJC杯)


(デインヒル ←Admiral's Voyage ←Olympia ←Heliopolis)
  シックスセンス 5×8、(皐月賞2、ダービー3、京都記念)
  ストーミーカフェ(アドマイヤベガ) 6×9、
               (朝日杯2、共同通信杯)




( Summer Tan ←Heliopolis)
  サンデーカイザー 5×5、(中京記念4)
  テンシノゴールド(ステイゴールド) 6×6、(セントライト4)


( Law Society ←Summer Tan ←Heliopolis)
  マンハッタンカフェ 5×6、(菊花賞、有馬記念、天皇賞・春)
  ハイアーゲーム 5×6、(ダービー3、青葉賞、鳴尾記念)




( Helioscope ←Heliopolis)
  フサイチエアデール 5×6、(桜花賞2、エ杯2、2)
  スティンガー 5×6、(高松宮3、スプリングC連覇)
  サイレントハピネス 5×6、(ローズS、サンスポ4歳牝特)
  アーバニティ(マンハッタンカフェ) 
                6・7×6、(オーシャンS)


( Lost Code ← Codex ←Heliopolis,
 & Arts and Letters ←Heliopolis)
  ハットトリック 5×7・8、(マイルCS、香港マイル)


( Dixieland Band ←Heliopolis)
  デルタブルース(ダンスインザダーク) 6×6、
              (菊花賞、メルボルンC)
  アクシオン 5×6、(鳴尾記念、中山金杯)


( Riva Ridge ←Heliopolis)
  アドマイヤキッス 5×6、(桜花賞2、ローズS)
  キスミーテンダー 5×5、(スプリングC2、マイラーズC2)


( Thinking Cap ←Heliopolis)
  マイネルポロネーズ(ダンスインザダーク) 6×5、(青葉賞8)


( Timeless Moment ←Heliopolis)
  ミストラルクルーズ(セントライト3)
         の母ミスティーダンス 5×7、


--------------------------------------------------

[ ハートレイク × SS ]
  プレシャスカフェ 6×6、(高松宮3、CBC賞)


[ エンドスウィープ × SS ]
  ラインクラフト 6×6、
   (桜花賞、NHK、秋華2、高松2、マイルCS3、阪神JF3)
  アドマイヤムーン 6×6、
  (JC、宝塚、ドバイデューティフリー、香港C2、天皇賞・秋3)
  インセンティブガイ 6×6、(スプリングC2)


[ スウェプトオーヴァーボード × SS ]
  マイネルサニベル(×ダンスインザダーク) 7・7×7、(OP)


[ グラスワンダー × SS ]
  スクリーンヒーロー 8×6、(ジャパンC)
  サクラメガワンダー 8×6、(鳴尾記念、たんぱ杯2歳S)


[ ジャングルポケット × SS ]
  トールポピー 8×6、(オークス)
  フサイチホウオー 8×6、(共同通信杯)
  トーセンキャプテン 8×6、(アーリントンC)


[ キャプテンスティーヴ × SS ]
  アイスドール 8×6・7、(クイーンC5)


[ アフリート × SS ]
  サカラート 7×6、(東海S、ブリーダーズGC)


[ スターオブコジーン × SS ]
  マイネルスターリー 5×6、(函館記念)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Gulf Stream ≒ Calluna (Campanette) の〈相似な血のクロス〉所有馬一覧


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※ Calluna と Campanette の2代にわたってニアリーなので
  独特の効果があると考えられます。

 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( トニービン))
  アドマイヤグルーヴ 5×6、
      (エ杯1、1、3、秋華賞2、天皇賞・秋3)
  アドマイヤベガ 5×6、(ダービー)
  アドマイヤボス 5×6、(セントライト記念)

  サンプレイス 5×6、(新潟記念)
  ハーツクライ 5×6、
      (有馬記念、ドバイSC、ダービー2、JC2、KG3)

  リンカーン 5×6、(菊2、有馬2、3、天皇賞・春2、宝塚3)


  ムーンライトタンゴ(ダンスインザダーク) 6×6、(桜花賞2)
  ショウナンタキオン(アグネスタキオン) 6×6、(新潟2歳S)
  ドリームパスポート(フジキセキ) 6×6、
       (皐月賞2、菊花賞2、JC2、ダービー3)

  ワイルドスナイパー(バブルガムフェロー) 6×6、
                      (函館記念3)
  チェストウイング(スペシャルウィーク) 6×6、
                      (ステイヤーズ3)


--------------------------------------------------

[ ジャングルポケット × SS ]
  フサイチホウオー 6×6、(共同通信杯)
  トーセンキャプテン 6×6、(アーリントンC)


[ ウイニングチケット × SS ]
  サンヴァレー 6×6、(共同通信杯2)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Gulf Stream ≒ Aurora の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


─────────────────────────────────────
※ 6×6 くらいのレベルよりも薄いものは、
  薄さに応じて効果が減っていくと考えていますが、
  なんらかの効果は残ると思います。

 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Acropolis))
  シルクトゥルーパー(アドマイヤベガ) 6×6、(OP)




(( アドミラルバード))
  メジロベイリー 5×6、(朝日杯)


( ヨシノスキー ←アドミラルバード)
  テンジンムサシ(タヤスツヨシ) 6×7、(アルゼンチン2)


( ミスターシービー ←アドミラルバード)
  マイネルアラバンサ(スペシャルウィーク) 6×8、(青葉賞2)




(( Borealis))
  ディープインパクト 5×6、
    (皐月、ダービー、菊、天皇賞・春、宝塚、JC、有馬1、2)
  ブラックタイド 5×6、(スプリングS)

  ソリッドプラチナム(ステイゴールド) 6×7、(マーメイドS)
  ニュービギニング(アグネスタキオン) 6・7×6、(OP)


( Nashwan ←Borealis)
  ウインレジェンド 5×7、(OP)


( Ahonoora ←Borealis)
  ダイワエルシエーロ 5×8、(オークス)

  コイウタ(フジキセキ) 6×8、(桜花賞3、クイーンC)




(( Alycidon))
  マルカキャンディ 5×6、(府中牝馬S)
  インティライミ(スペシャルウィーク) 6×7、
             (ダービー2、京都新聞杯)
  サンバレンティン(スペシャルウィーク) 6×7、(福島記念)


( Petingo ←Alycidon)
  ボーンキング 5×7、(京成杯)
  リンカーン 5×8、(菊2、有馬2、3、天皇賞・春2、宝塚3)
  タヤスアゲイン 5×6、(青葉賞)


  アドマイヤフジ(アドマイヤベガ) 6×8・9、(日経新春杯)
  トウショウアンドレ(フジキセキ) 6×6、(中日新聞杯)
  ワナ(フジキセキ) 6×7、(新潟2歳S)


( High Perch ←Alycidon)
  デュランダル 5×6、
       (マイルCS連覇、スプリンターズS1、2、2)
  サイキョウサンデー 5×6、(中日4歳S)


( Lough Aloud ←Alycidon)
  マーベラスサンデー 5×6、
      (宝塚記念、有馬2、2、天皇賞・春3)


( リマンド ←Alycidon)
  アグネスタキオン 5×6、(皐月賞)
  アグネスフライト 5×6、(ダービー)
  ドリームジャーニー(ステイゴールド) 6×7、(朝日杯、有馬記念、宝塚)
  オルフェーヴル(ステイゴールド) 6×7、(3冠馬、有馬他無数)

  フューチャサンデー 5×7、(クイーンC)

( スイフトスワロー ←Alycidon)

  モンテタイウン(ダンスインザダーク) 6×5、(OP)


--------------------------------------------------

[ ホワイトマズル × SS ]
  シャドウゲイト 8・9×6、(中山金杯)
  アサクサキングス 8・9×6、(きさらぎ賞)


[ メジロマックイーン × SS ]
  ヤマニンメルベイユ 6×6、(ローズ4)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Free France ≒ Flaming Top の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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※ ニックスと言われるものの裏には、たとえ薄くても、
  なんらかの配合的な根拠があるというのが私の考えです。

 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( ロイヤルスキー))
  アグネスタキオン 6×6、(皐月賞)
  アグネスフライト 6×6、(ダービー)



(( モーニングフローリック))
  オースミコスモ(フジキセキ) 7×6、(阪神JF3、関屋記念)



(( ヨシノスキー ←ミンスキー))
  テンジンムサシ(タヤスツヨシ) 7×6、(アルゼンチン2)



(( Nijinsky))
  ダンスパートナー 6×5、(オークス、エ杯)
  ダンスインザダーク 6×5、(菊花賞、ダービー2)
  ダンスインザムード 6×5、
    (桜花賞、ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋2、マイルCS2)

  スズカマンボ 6×6、(天皇賞・春)
  サンデーブランチ 6×6、(宝塚記念2)
  エアウイングス 6×6、(阪神牝特)


( マルゼンスキー ←Nijinsky)
  スペシャルウィーク 6×6、
        (ダービー、天皇賞・春秋、JC)
  ロイヤルタッチ 6×6、(皐月賞2、菊花賞2)
  メジロベイリー 6×6、(朝日杯)

  サクラプレジデント 6×6、(朝日杯2、皐月賞2、札幌記念)
  ウインラディウス 6×6、(スプリングC)
  フジサイレンス(フジキセキ) 7×6、(東京新聞杯)


( Caerleon ←Nijinsky)
  ピースオブワールド 6×6、(阪神JF)
  アドマイヤジャパン 6×6、(菊花賞2、皐月賞3、京成杯)
  トラストファイヤー 6×6、(たんぱ賞)

  シルクフェイマス(マーベラスサンデー) 7×6、
            (天皇賞・春2、宝塚2)
  アドマイヤオーラ(アグネスタキオン) 7・7×6、(弥生賞)


( Niniski ←Nijinsky)
  シックスセンス 6×7、(皐月賞2、ダービー3)


( Hostage ←Nijinsky)
  ゴールドアリュール 6×7、(フェブラリーS)


( ヤマニンスキー ←Nijinsky)
  ヤマニンリスペクト 6×6、(函館記念)


( ノーアテンション ←Nijinsky)
  テイエムサンデー 6×7、(シルクロードS)


( ニゾン ←Nijinsky)
  サンプレイス 6×7、(新潟記念)


( ロイヤルアカデミー ←Nijinsky)
  マチカネオーラ 6×6、(中京記念)


( ジェイドロバリー ←Nijinsky)
  アドマイヤキッス 6×7、(桜花賞2)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Free France ≒ Johnstown の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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 〈ニアリークロス〉

※ 6×6 くらいのレベルよりも薄いものは、薄さに応じて効果が減っていくのですが、こういう強烈なクロスは、クロスが遠くなっても威力を発揮しています。このケースは、他のクロスとの相乗効果も期待できると思います。


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Nashua))
  ウイングランツ(ダンスインザダーク) 7×6、
               (ダイヤモンドS)


( Potrillazo ←Nashua)
  ディアデラノビア 6×7、
       (オークス3、Vマイル3、エ杯3、フローラS)




(( Mr.Prospector ←Nashua))
  フサイチエアデール 6×6、(桜花賞2、エ杯2)
  グレイトジャーニー 6×6、(ダービー卿CT)
  チアフルスマイル 6×6、(キーンランドC)

  カネヒキリ(フジキセキ) 7×7、
          (フェブラリーS、JCダート)
  コイウタ(フジキセキ) 7×7、(ヴィクトリアマイル)
  テンシノキセキ(フジキセキ) 7×6、(セントウルS)

  トウカイワイルド 6×6、(日経新春杯)


( Miswaki ←Mr.Prospector ←Nashua)
  サイレンススズカ 6×7、(宝塚記念)
  ショウナンパントル 6×8、(阪神JF)
  ザッツザプレンティ(ダンスインザダーク) 7×7、(菊花賞)

  マニックサンデー 6×7、(サンスポ4歳特)


( Machiavellian ←Mr.Prospector ←Nashua)
  スウィフトカレント 6×7、(天皇賞・秋)


( Kingmambo ←Mr.Prospector ←Nashua)
  スズカマンボ 6×7、(天皇賞・春)


( マイニング ←Mr.Prospector ←Nashua)
  ゼンノロブロイ 6×7、(天皇賞・秋、JC、有馬記念)


( ヘクタープロテクター ←Mr.Prospector ←Nashua)
  アドマイヤメイン 6×8、(ダービー2、菊花賞3)


( Bellotto ←Mr.Prospector ←Nashua)
  フサイチジャンク 6×7、(皐月賞3)


( Gulch ←Mr.Prospector ←Nashua)
  ユキノサンロイヤル 6×7、(日経賞)


( ジェイドロバリー ←Mr.Prospector ←Nashua)
  アドマイヤキッス 6×7、(桜花賞2)




(( Roberto ←Nashua))
  スティルインラブ 6×6、
         (桜花賞、オークス、秋華賞、エ杯2)
  ブライトサンディー 6×8、(エ杯2、サファイヤS)
  シルクフェイマス(マーベラスサンデー) 7×7、
         (有馬3、天皇賞・春3、AJC杯)


( リアルシャダイ ←Roberto ←Nashua)
  フサイチランハート 6×7、(AJC杯)
  フィーユドゥレーヴ 6×7、(函館2歳S)
  フューチャサンデー 6×7、(クイーンC)

  ペインテドブラック 6×7、(ステイヤーズS)


( ブライアンズタイム ←Roberto ←Nashua)
  サンライズペガサス 6×7、(天皇賞・秋3、大阪杯)


( Kris S. ←Roberto ←Nashua)
  スムースバリトン(スペシャルウィーク) 7×7、
               (東スポ2歳S)




(( To Market & Nashua))
  マルカシェンク 6×7・8、(デイリー杯)
  タイガーカフェ 6×7・7、(皐月賞2)
  フサイチジャンク 6×7・7、(皐月賞3)


(( To Market))
  アグネスカミカゼ 6×7、(目黒記念)


(Easy Goer ←To Market)
  アンフィトリオン(ダンスインザダーク)7×7、(オパールS)


(Bold Bidder ←To Market)
  マツリダゴッホ 6×7、(AJC杯)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Edelweiss (Hillary) ≒Swapsの〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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※ Edelweiss と Hillary と2代重ねできれいです。
ここには私が褒めてきた「Hyperion と Son-in-Law の〈組み合わせのクロス〉」があってすばらしい。でも、これもスダホークの世代から言い続けてきたが、Swaps の個体には底力がないので、Swaps が薄くなっていかないと、大物は出にくいでしょう。弱点の Swaps をニアリークロスをすることによって昇華しているとも言えます。

 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Swaps))
  トゥザヴィクトリー 4×5、(エ杯)
  サイレントディール 4×5、(フェブラリーS2)
  ジョリーダンス(ダンスインザダーク)5×6、(阪神牝馬S)


(ラディガ ←Swaps)
  メジロベイリー 4×5、(朝日杯)


(シャトーゲイ ←Swaps)
  チアズブライトリー 4×4、(京阪杯)
  チアズメッセージ 4×4、(京都牝馬S)


--------------------------------------------------

[ ティンバーカントリー × SS ]
  スズノマーチ 4・5×5、(エプソムC)


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─────────────────────────────────────
*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Equestrian ≒ Shut Out の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓


(( Affirmed))
  マツリダゴッホ 6×6、(有馬記念)
  スティンガー 6×5、(阪神3歳牝馬S)
  フローテーション(スペシャルウィーク) 7×6、(菊花賞2)

  サイレントハピネス 6×5、(ローズS)

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─────────────────────────────────────
*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Admiral Drake ≒Roman の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓
(( Roman))
  ディープインパクト 6×5、(G1を7勝)
  ブラックタイド 6×5、(スプリングS)
  エスポワールシチー(ゴールドアリュール) 7×5、
                 (JCダート、フェブラリーS)

  スリーロールス(ダンスインザダーク) 7×5・6、(菊花賞)
  ゼンノロブロイ 6×5、(秋天、JC、有馬記念)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Equestrian = Equilette の〈全きょうだいクロス〉所有馬一覧


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 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓
(( Equilette ))
  ダイシングロウ(ダンスインザダーク) 7×7、(小倉記念2着)


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*サンデーサイレンスの血統の秘密*

サンデーサイレンス系における
Hail to Reason ≒ Francis S. の〈ニアリークロス〉所有馬一覧


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 〈ニアリークロス〉


◇母系に入る血脈。 そして馬名とクロス。
  ↓
(( Francis S.))
  サダムパテック(フジキセキ) 4×5・6、(東スポ2歳S)
  フサイチエアデール 3×3、(エリザベス女王杯2着)
  ストロングガルーダ(ダンスインザダーク) 4×5、
                    (ラジオNIKKEI賞)

  ダイワバーバリアン(マンハッタンカフェ) 4×5、
                    (NHKマイル2着)


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クロス調査協力・〈チーム4分の3〉

(血統表ソフト:「熱血」、旧・競馬通信社・青木義明氏提供)










 象が降ってくる 西荻窪名物の空飛ぶ象






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(父母相似配合)

1995 オータムH


 オータムHは、ジェニュインが目標はあくまで天皇賞ということと1600がベストの脚質ではないので波乱は覚悟されたが、ベストマイラーが揃わない中にあって、ドージマムテキの折り合った時の強さと、Gホース・ジェニュインの独特の粘りとヒシアケボノの成長が印象に残った。

 父のテュデナムキングも晩成型だったが、ドージマムテキも弥生賞に東上した時は線の細いバランスの悪い馬体に見受けられた。それが6歳になって、トモに幅が出て同じ馬かと驚いた。坂路効果と晩成型のせいなのだろう。

 配合は、Rockefella と Son-in-Law と Djebel とセフトと峰城を同時にクロスする、私の言う「父母相似配合」で、Ribot の母 Romanella やマルゼンスキーやモデルスポートなど、St.Simon や 今の Nearco のような主流血脈でない傍系の血を活用するケースで有効だ。タカクラヤマとラショウモンは全兄弟でもあるので、この「全きょうだいクロス」4×4でもある。

 タカクラヤマは天皇賞馬で、母系に入って非常に成功した。この血が入る名馬として、カツラノハイセイコ、ハッピープログレス、コーヨー、スピードパーシア、ヤマヒサエオリアなどが挙げられる。

  また、ドージマムテキは数多くの Gainsborough や Son-in-Law のクロスを持つ。私の見る限りでは、6代以降に存在していて、いまだに影響力を及ぼしていると見るべき馬は Fair Trial と Son-in-Law だが、Fair Trial も母の父が Son-in-Law なので、Son-in-Law の息の長さは、自身の脚質そのままでおもしろい。

  Gainsborough や Son-in-Law はシンボリルドルフの母など多くの名馬の母系に濃く入っているが、スピード血脈を追い求めるのと同時に、傍系のスタミナのあるていどある血脈も必要だという自然なことが、日本ではしばしば忘れ去られる。

 テュデナムキングの母ヨシカネはヤシマナショナルの全妹だが、その母は「3/4同血クロス」である峰城≒クモハタ2×2を持っている。ヤシマナショナルは私が大井に通っていた頃、中央から転厩してきて大輪を咲かせた晩成型の名馬で、各地を転戦した後、遂に高知で火事に遭い焼死し、その報は多くのファンの涙をさそった。ハイセイコー・ブームはそのせいで生じたと私は見ている。ドージマムテキも晩成型だが、江戸時代の大坂の米相場の言葉でいうと 「もうはまだなり」か「まだはもうなり」か、マイルCSは過去に3好走があるだけに注目される。

 ところで中山芝コースは少し硬すぎる気がする。

       (笠雄二郎・Yujiro Ryu・競馬評論家)
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(スプリンターとステイヤー)

1995 クイーンS回顧

 牝馬の2000m。17頭のうち9頭に社台血脈が入っている。今の日本の牧場で、スピードからスタミナまでの幅広い血脈をいちばんバランス良く持とうとしているのは社台だろう。

 サラブレッドは競走と生産の両面を持ち、多種の血脈の組合せで永遠に相互に交雑を繰り返す。良質な1600のスピードと、2400のスタミナを相互に取り込まないとマイラーも中距離馬もA級は生み出せない。私の考えでは、どこかにキズをつくるとダート馬や条件クラスのスプリンターが生じやすい。また、1200のスプリンターと3000のステイヤーは美しい特異な才能であっても、再生産するのに、けっして使い勝手のいいものではない。それは才能であって、しかも半面、キズでもあるからだ。科学史を引き合いに出すまでもなく、科学のフロンティアは仮説である。

 配合論を述べるには2つの方法がある。文献・学説を明示して絶えず革新される遺伝学の成果のみで語るか、歴史上のA級馬の配合の連続性を検証し、それを説明しうる認識と仮説を展開するかだ。前者が遅れているので、私は『サラブレッド配合史』を書くにあたって後者のアプローチを採ることにした。世界の誰かがやらねばならないことだった。それが唯一、科学性を担保する 方法論であると信じている。血統論を言うなら配合史を語らなければならない。微力ながらそうすることで 、私は上記のような認識に至った。

 テスコボーイのスピードや Quadrangle のスタミナから、サクラキャンドルのような2000の馬を造り、トニービンとの間に1600の日本レコードを出したサクラチトセオーを造ることができる。アメリカも、Inside Informationのように、Damascus や Ribot のような中距離にも強い血脈からも優れたスピードを造っている。突出したスピードでもバランスが良ければ1600くらいの距離はこなすものだ。今回の番組改訂で1200のG1を2つにするのは賛成できない。

 日本の番組はダートと短距離が多くなりすぎた。仕上がり早で勝ち上がりやすい血統に対するニーズが強すぎて、生産界の繁殖資源が1600〜2400芝の本格血脈以外への偏りを見せ、それが回り回って番組のダートと短距離化に拍車をかけている。日本のセダンやチャイナロック、リマンドといった血脈が残った牝系も、じつは大切だし力があるのに、2000で外国馬に敗れるのではなくスピードと安直さを希望する声のために、淘汰されていくとしたら惜しいことだ。2000〜2400のレースにおける社台血脈の占有率は、今後ますます大きくなっていくだろう。 (R)
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(底力に欠ける軽い血)

1995 京成杯3歳S

 府中の1400mで秋に行なわれる3歳S。となると、勝ち味に早い、幼稚園の入園試験勉強をやってきたお子達のレース。そういうメンバーなら、能力のある、Bet Big の子でアイビーSを持ったままで快勝したビッグナカヤマか、サンデーサイレンスの子のシーズグレイスか、イブキパーシヴかと思っていたが、シーズグレイスは萩Sで確勝を期し、イブキパーシヴとビッグナカヤマは出てこなかった。

 特別戦なみの1400らしい流れ込みレースとなり、府中の秋の1400というと、サフラン賞とアイビーSがあるのだが、昨年はアサティスやジェイドロバリーが活躍し、今年はアジュディケーティングやパークリージェントが活躍した。加藤栄がいみじくも言ったアメリカン・バーガーの世界といえよう。

 アジュディケーターは、ブリーダーズCでリズムに敗れたアジュディケーティングの産駒で、ダートの新馬を楽勝したあと、サフラン賞を8番人気でスルスルと流れ込んで快勝した。父アジュディケーティングや祖父からスピードを、母の父からパワーを、Native Dancer と Nasrullah のクロスから軽快なスピードの調和を得ていて、あえて言うならフライドポテトのようだ。

 クラウンドプリンスは、ケンタッキーダービーに勝った Majestic Prince の全弟で、重やダートは強く、母の父としてもウインターSで大穴をあけた伝説の迷馬?チェリーコウマンを出した。

 祖母に入るハンデキャップタイプの血が今後、足を引っ張ることになるだろうが、Danzig は Native Dancer や Nasrullah でカラッと揚げるというのが、フライドポテトの正しい召し上がり方。

 そもそも、こういう Danzig のような配合の悪いスプリントというのは、常に新鮮化させ続けないとスピードが劣化しやすく、Grey Sovereign のようになる傾向がある。母の父 Danzig がズブかったりしても驚かない。

 芋菓子は何日たってもおいしいが、フライドポテトは揚げたてがおいしい。

       (笠雄二郎・Yujiro Ryu・競馬評論家)
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( プリメロの〈全きょうだいクロス〉 )

1996 AJC杯 回顧

 AJC杯は、以前、府中で行われていた頃は2400mだったが、中山では2200mになっていた。今年は福島の工事のために、臨時に府中に戻ったので、2200mのコースを使用することになった。府中の2200mというのはスタートしてすぐカーブに入るから、駆け引きがややこしく、レースコースとして、あまり秀れたものとはいえない。特別戦もあまり行われず、下級条件の平場戦くらいしか組まれないが、府中は長い直線を利して中距離のレイアウトは100m刻みに設定できるのだから、せめて2300mにするという方法はなかったのだろうか。

 2200の平場戦は2ハロン目より3ハロン目のラップが速いという珍しいことが多いが、それは2ハロン目がカーブのためにダッシュが利かないためだ。

 ウインドフィールズ以外は行く気を見せず、近頃ハナに行きたがるカネツクロスが逆らわずに途中から逃げる形になったが、向正面では折り合いもついて、上がりだけのレースを、最後は10.9−11.2でまとめて楽勝した。中山2200のオールカマーをスローで逃げたロイスアンドロイスは、当時と同じ横山典騎乗で、ハナへ行く可能性も考えられたが行かなかった。マイネルブリッジはスタートが悪く、ウインドフィールズも前走好位で粘ったせいか同じレースに賭け、府中の中距離でよく見られる前残りのパターンになった。こういう流れで1頭だけインを差してきたダンスパートナーと蛯名正は、ほめられていいだろう。

 カネツクロスは、父タマモクロス譲りの晩成型で、パワーで押し切るレースぶりも受け継いだ。祖父のシービークロスの母の父がパーソロンで、3代母の祖父がプリメロなので、プリメロの全きょうだいクロス7×5を薄いながらも持っている。この私のオハコでもある全きょうだいクロスは、パーソロン血脈においても不滅の成功パターンで、拙著『日本サラブレッド配合史』に詳しい。タケフブキ、メジロゲッコウ、ヤマブキオー、サンエイソロン、サクラショウリ、メジロマックイーン、ダイアナソロンなど、いつになっても尽きることを知らない。
      (笠雄二郎・YujiroRyu・競馬評論家)
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(ユウセンショウに見る配合の基本)

1996 ダイヤモンドS回顧

 飯田正美さんの『種牡馬データブック』96年版が出た。馬体診断がスペース上、なくなったのは残念だが、種牡馬の写真がカラーになっていて、B6版なので寝転がって片手で見ることもできるのが嬉しい。馬体や血統表や飯田さんのコメントをめくって読みながら、ああでもない、こうでもないと考え事をして、時間がたっても疲れないのである。こういう資料は時間が経っても疲れないというのも重要だと思う。

 飯田さんは『日刊競馬』の本紙予想をやっている方だ。近頃は穴予想に世間の耳目が集まるが、私も専門紙にいたから思うのだが、本紙予想のようにコンスタントに当て続けることが過小評価されている。本命党の大勝負派の嘆きも最近、耳にするようになってきた。まあ、予想のスタイルだから、いろいろあっていいと思うし、私自身はどちらの流派でもかまわないのだが、専門紙に限らず日刊紙も、本紙担当は力量のある人が多いということは、ぜひ言っておきたい。

 ダイヤモンドSで1、2した2頭は、春のダービー戦線では、ユウセンショウがNHK杯で前が詰まっての5。オースミベストは青葉賞3で、ダービーではホッカイルソーとは0.4秒差だった。そういう意味からハンデにも恵まれていた。

 年々、馬のレベルが上がり、4歳の春までは外国産馬に行く手を阻まれているだけに、春のクラシック戦線で好走した晩成タイプの馬も、かなりの力を持っているとみていいだろう。

 ユウセンショウは中京の未勝利勝ちの内容が良く、それを見て左回りの府中へ通い始めたサウスポー。

 母のユウミロクはオークス2で大いに楽しませてもらった。その祖父ハイセイコーは、インディアナ×タリヤートスのタケホープに苦しめられたが、ハイセイコーの子カツラノハイセイコは母の父にタリヤートスの父 Tulyar の血を入れ、その子ユウミロクは、母の父にインディアナを入れ、タケホープにかなわなかった府中の直線と長い距離を克服した。

 血統表を眺めているだけで、配合の基本が分かって、楽しくなる馬だ。
(R)
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「競馬王」 1996、5月
エリモシックは中距離馬の鏡のような配合


(※ 原稿の末尾に「今年の4歳の中距離型牝馬としては、ナナヨーストームとエリモシックは抜けた存在だ」と書いた。数週間後のオークスでナナヨーストームは15、エリモシックは6に敗れた。一緒に入れた原稿で、そのオークスを勝つことになるエアグルーヴは、マイル〜2400まで幅広くこなすタイプとして、完璧に近いと絶賛している。
そして、ナナヨーストームの全妹であるナナヨーウイングは翌97年のオークスに13番人気で2。エリモシックは秋華賞で2し、翌97年のエリザベス女王杯を快勝した。)




 父のダンシングブレーヴは、凱旋門賞やキングジョージに勝った底力のある馬で、リファールの粘り強さを、母系に入る、傍系のラインだが同じような粘り強い血脈で強化している。中距離で見せる豪快な追い込みは、ナタのような迫力があった。

 こういう種牡馬に同じような特徴の繁殖牝馬を配合すると、ズブすぎて競走馬として成功しない。適当に、というよりも、可能なら思い切って上質のスピードを入れたほうがよい。

 エリモシックの母の父はテスコボーイだ。テスコボーイは、何回もリーディングサイアーとなり、桜花賞とオークスでともに大差の逃げ切り勝ちを決めたテスコガビーや、マイルでレコード勝ちし2500mの有馬記念にも勝ったトウショウボーイなど、単に速いというよりも、傑出した能力ともいうべきスピードを表現した。

 このような、中距離のスタミナに上質のスピード、という配合は、中距離種牡馬を活かす近道といってよい。

 中距離種牡馬に対して母の父にテスコボーイを入れるパターンには、父がシーホークのアイネスフウジンと、父がリボー系のジムフレンチのバンブーアトラスという、2頭のダービー馬が出た。

 エリモシックは、こうした父と母の父の組み合わせがシンプルに決まっているが、そのときに、より細かいことを言うなら、それ以外の部分がどういう組成になっているかも気になるところで、この部分は、ハイペリオンにネアルコの組み合わせのヴェイグリーノーブルや、トムフールの子のバックパサー、ナスルーラの子のボールドルーラーなど、超一流の血脈構成になっており、質的に全く問題がない。

 また、そのデプグリーフの部分に、充分なスタミナがあることも、中距離馬として安心できる要因になっている。

 2000〜2500mのハイペースがベストで、今年の4歳の中距離型牝馬としては、ナナヨーストームとエリモシックは抜けた存在だ。
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1996 週刊競馬通信・重賞回顧・ダービー
        フサイチコンコルドは〈組み合わせのクロス〉



 年明けデビューでキャリア2戦のフサイチコンコルドは、しかも熱発明け。これでダービーを勝つのだから、凄いの一語。

 正月の新馬でヒシビートに勝った内容が良く、2ヶ月後のオープンのすみれSでは、重賞で好走していたセイントリファールを、あっさり降した内容が、また凄く、これで皐月賞に出てきたら、サンデーの4強に1頭加わって、これはお手上げだと思っていた。皐月賞は使わず、プリンシパルSからダービー一本という小林稔調教師らしい信念で構えていたから、プリンシパルSは◎と決めていたら、直前に熱発して回避。キャリア2戦で熱発明けとくれば、もう判断のしようがない。

 レースは、2コーナーで既に、「ダンスより強い」と愛馬を誉めていた藤田と、メイショウジェニエの河内の2頭の橙色の帽子が内の好位に、ムリなく潜り込んでいたのは圧巻だった。その後、中だるみのペースになったので、この2人の好騎乗がなかったら、ダンスの楽勝だっただろう。

 父 Caerleon の産駒には英ダービーのジェネラスがいるが、日本に来ているのは、これまで早熟なマイラーが多かった。コンコルドは母の父が中距離名種牡馬 Sadler's Wells で、母系に入ると強い Petingo や Vieux Manoir や Prince Rose が入り、中距離タイプに出ている。母バレークイーンは、中距離のコロネーションCなどに勝った Saddler's Hall とは4分の3同血にあたる。

 Caerleon は、Northern Dancer × Hail to Reason の組み合わせだが、Sadler's Wells も同じで、この「組み合わせのクロス」になっているのが良い。

 ロイヤルタッチは装鞍所からパドックまで、ずっと気負っていた。イシノサンデーはいれ込まなくなり、体も絞れていたが、1600〜2000がベストだろう。サクラスピードオーと、フサイチコンコルドと、トピカルコレクターが良く見えた。

 ダービーの本馬場入場の後、検量室でロバーツが一人で寂しそうだったので、声をかけた。激励したつもりなのに私の英語がひどいせいか元気がなく、握手して別れた。昨年のラストランは勝って帰ったが、今年の最終レースは殿りに敗れ、しかし最後まで追っていた。やはり短期免許の騎手には4歳Gは乗せられないのだろうか。とすると、腕のいいジョッキーは来なくなるかもしれない。
      (笠雄二郎・YujiroRyu・競馬評論家)
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1996 週刊競馬通信・重賞回顧・エプソムC
         スピード劣化の法則


 以前、書いたことがあるが、牝馬のオールエイジのG1は、府中の1800でやるのがベストだと思う。繁殖牝馬の質を見分けるには、このくらいがちょうど良い。ほんとうは2000で見たいが、それだとスピード馬に不利だし、何でもマイルという風潮は競馬を少し誤解している。

 種牡馬の質の判定は1600〜2000が良く、繁殖牝馬は少し重厚な血脈が欲しいので1800〜2400で見てみたい。両者にどうして差がつくかといえば、スピードは時代とともに劣化していくからで、これを私は「スピード劣化の法則」と名付けている。

 その時代のトップレベルの、しかも柔軟性のあるスピードは、一時代後には、その時代のトップレベルの柔軟性のある重厚な母の父となりやすい。サラブレッドはこうして進化してきたのであり、それに逆らうのは裏技としてのスキルとしては重要なのだが、原則としては難しい事態に直面することを覚悟しなければならない。

 スピード化が進む現代においては、なおのこと、それが意味を持ってくる。ベスト・トゥ・ベストとは、けっして同じものを掛け合わせるのではなく、そこに時間の差の持つ意味を加えなければ意味がない。配合論的に正しく表現すればそういうことになるし、そのことを理解する人がいないのは残念だ。

 今年のエプソムCは、我こそ1800で、という馬がそろってレベルが高かった。良馬場の府中の1800となると、サンデーサイレンスには有利だ。回避馬を出しても4頭が出走してきて、ゴールでは上位に顔を並べた。

 マーベラスサンデーは骨折で1年棒に振ったが、G1級の切れを見せた。母の父ヴァイスリーガルは、ノーザンテーストと同じ部分を多く共有するが、さすがに配合的にノーザンテーストには劣る。

 「Gallop」で松山康久調教師が、メイズイやフェアーウインの話をされていた。この2頭は2年連続でダービーを制したゲイタイム産駒だが、私もこの2頭には美しいイメージを抱いていた。

 よく考えてみると、2頭とも牝系も、きわめて近い。Zariba で知られる Maid of Masham の分枝の Lisma に遡るが、マーベラスサンデーも同じ牝系に属している。夏はほどほどにして、秋の天皇賞を狙ってほしい。
     (笠 雄二郎・Yujiro Ryu・競馬評論家)
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2003/09/18「ホースレター」
ネオユニヴァースから遡る〈相似な血のクロス〉1×1


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 ■■■ ケヤキの向こう ■■■  笠 雄二郎・Yujiro Ryu
Vol. 174 =================================================

●重厚な血

 マイル戦線はタイキシャトルやトロットサンダーのような王者不在で、勝ち馬がコロコロ変わる戦国時代になってしまった。オータムHもテンが35秒2のスローで逃げ逃げ。これでは本番につながるかどうかは、またまた疑問になってくる。

 負けた組ではウインラディウスが最悪の位置どりで競馬になっていない。次はどこを使ってきても買いだろう。

 テンシノキセキは一度血統を褒めたことがあるが、坂を克服して本格化したか。末尾に祖母の父 Roi Dagobert の血統背景に少し触れておいた。重厚な血を持つだけにフジキセキのわりに奥があると見ている。

        #

 ローズSは3強のうち、全馬完調なら◎はアドマイヤグルーヴ。春は不完全燃焼だけに、このレースは買いたい。

 セントライト記念はトリリオンカット。決め手がないから2なら。スウェインの子でここが2なら菊も2というダイワオーシュウやトーホウシデンのようなズブいタイプの菊パターンかもしれない。



(参考・Shantung と Roi Dagobert )

 ネオユニヴァースを褒めるときに、いつも祖母の父シャンタン Shantung (Sicambre×Hyperion)を褒めることにしているが、これはシカンブル Sicambre が父だからではない。

 Sicambre も Hyperion も悪くはないが、Shantung の母 Barley Corn のすばらしさが最大のポイントだ。Barley Corn はメジロティターンの3代母でもある。

 テンシノキセキやエルウェーウィンの祖母の父である Roi Dagobert の祖母が、やはり Barley Corn で、Shantung と Roi Dagobert は、ともに父が Sicambre だから4分の3同血の関係に当たる。

 フィディオンの父ジャカオ Djakao の祖母も Barley Corn だ。ちなみに、メジロエニフ(父フィディオン、母シェリル)は Barley Corn 4×3、Sicambre=Senones 3×3、Tourbillon 5×5という凄い配合をしていて、この馬こそメジロ牧場全盛期の薫り高きエッセンスといってもいいかもしれない。

ネオユニヴァースの祖母の父シャンタン Shantung
Shantung の母 Barley Corn・・・・Selene≒Schiavoni2×2
Schiavoni・・・Pilgrimageの牝馬クロスを含む5種の〈父母相似配合〉
Schiavoni の祖母 Gondlette・・・・The Palmer=Rosicrucian 3×3
Rosicrucian の母 Mme Eglantine・・・・Selim=Rubens 4×4、
                   Cobweb≒Middleton3×3
Rosicrucian の祖母 Diversion・・・・Defence≒Folly1×1、
          (Whelebone=Web 2×3、Little Folly3×2)
(注)≒1×1とは、父と母のそれぞれ4分の3くらいの部分が同血だということ。

 これらの血はすべて歴史的な名血だ。

 こういう風に私の配合論のキイである〈父母相似配合〉や〈全兄弟クロス〉や〈相似な血のクロス〉〈4分の3同血(ニヤリーイコール)クロス〉などを見ながら名血を遡っていけば、サラブレッドの配合の祖である Whalebone に行きく。

 何の証明もないもっともらしい言辞を振りまいたところで、どうなるものでもない。配合論は歴史を一筆書きに書かないと配合論に値しないと拙著『日本サラブレッド配合史』に書いたのはもちろんそういう意味だ。Shantung や Roi Dagobert がその一つの典型を表している。(R)
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04/09/03「ホースレター」 小倉2歳Sなど
エイシンヴァイデンの血統表のキズ


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 ■■■ ケヤキの向こう ■■■  笠 雄二郎・Yujiro Ryu
Vol. 224 ===================================================

● 振り切ろう

 昨日の旭川のナイターでコスモバルクはやっとこさ勝ったみたい だ。勝てばバルクのサポート・メンバーの私は口取りができる。で も8月13日号に書いたが私は道営には行けない。私はこの馬はテ スコボーイだと言い続けてきた。テスコボーイだからダートは走ら ない。これくらいダートがへたくそな血も珍しい。やっぱり、この 馬は私が言ってきたとおりテスコボーイだ。道営繁栄のために旭川 まで行って走ってくるという心意気は評価できるが、セントライト 記念に向けてきついローテが心配だ。ま、中山で会おう、それまで 元気でな。

 札幌のエルムSはひねりたくない。タイムパラドックスは何度も ◎を打ってきたが千七の器用さではウインデュエルが上か。負ける まで◎と言ってきたから、ここもウインデュエルが◎。

 新潟2歳Sは◎マイネルレコルト。前走も2番人気で◎にしたが 狙いどおりだった。岡田さんの牧場に一時帰省したら風呂に入って のんびりなんてさせてもらえるわけはない。そのせいではないだろ うが骨と皮ばかりで走っているような体つきだが、フォームは軽快 だ。これで肉がもっと付いて470キロあったら言うことないが…。 血統は母が私の大好きなプリメロの〈全兄弟クロス〉で、自身はリ ボーのクロス。言うことなしで◎。馬体は後ろ半分がセントクレス ピンとかを遡り、プリメロの全兄弟の影響が出ている。春のPOG の雑誌の写真のほうが若いからよく分かる。相手はショウナンパン トル、エイシンハッピー、インティライミの順とした。

 小倉2歳S。エイシンヴァイデンの生産牧場であるウインチェス ターファームというのは吉田直哉さんが2年前に始めた牧場で、彼 のお父さんはテンポイントで有名な吉田重雄さんだそうである。吉 田重雄さんは拙著『サラブレッド配合史』の初版が出たときに、さ っそくねぎらいの言葉をかけてくださった。それもずいぶん大らか な人で「温泉入って酒飲んでゆっくり遊びに来ませんか。いらっし ゃいよ」という嬉しいものだった。それと前後して私の父が急逝し て時間がなくなり訪れる機会を失してしまった。

 そういうこともあったのでエイシンヴァイデンには情を感じる。 母がヌレイエフの祖母でもあるソングの〈全兄弟クロス〉4×3と すばらしいクロスで、馬体もバネの塊みたいですばらしい。ここは 一瞬◎でいこうという気にもなったが、私は頑固だ。この母の父ミ シエロは私の好まないコンキスタドールシェロの子で、エイシンチ ャンプの父でもあり、私はエイシンチャンプをその血のためにずっ と褒めないと書き続けてきた。ミシエロの中の最良の部分であるソ ングのところをクロスさせるから、私のクロスの考えでは弱点はか なり解消できていることになる。そういう弱点解消論を持っている。 だから◎を打ってもかまわない面もある。そう、かまわない。でも、 やめた。

 吉田さんの息子さんがアメリカに雄飛して初年度に送り出す産駒 ということでも人気になりすぎる。特別を勝っていることでも人気 になる。情を離れて◎を打たせていただきたい。

 ◎は同じ瀬戸口厩舎でヴァイデンと併せ馬をして負けないマルカ フレンチ。素質はあるしケイコは走るがレースでやる気になってな いと陣営は言っているが、ハッと人生に目覚めてやる気になるのが 9月5日午後3時頃かもしれない。フレンチの大型馬といえばクロ フネやアンブロワーズがいる。鞍を外した写真を見れないのは残念 だ。だから、からだの線が見えない。でも、肉の塊みたいに見えた し、フォームも力強い。母系にリボーとダンチヒが入る配合も良い。 エイシンヴァイデンもマルカフレンチもデピューティミニスター系。 このラインはノーザンダンサーにドミノくらいしか入ってないから アウトな活力がある。私はとくにフレンチは好きだ。

 写真といえば加藤栄さんの『世界の種牡馬』(自由国民社)も写 真がほしいなあ。それ以外は詳しいしコンパクトだし文句なしだが。 もっとも写真が入ると価格が高くなるのかな。それだけが残念だ。 ところで、この加藤さんの本買う人は多いと思うけど、そうなら私 の『配合史』も一緒に買ってくださいね。おお、ちゃっかり宣伝し てるわ。

 マルカフレンチのデビュー戦はアドマイヤベガの子のモンローブ ランドが千のレコード勝ちしたレースで3頭横一線の2。3の コスモフォーチュンはその後千二を1分8秒1でレコード勝ちした。 エイシンヴァイデンのフェニックス賞はハイペースの1分8秒7。 人気が被りすぎかもしれない。不利があって5に負けたフラワリ ングバンクは次走の千をレコード勝ちした。そうなんです。この新 馬戦はもの凄いレベルの高い大激戦だったんです。だから私は小倉 2歳Sはツルマルオトメもソエが治ればいい馬だし、大混戦だと思 ってきた。人気が偏るとよけいに逆らいたくなる。

 マルカフレンチは前走がダート戦だからデータ的に人気にならな いらしい。しめしめだ。データ全盛時代にあって、競馬をデータで やらないで競馬論でやることに誇りを感じる。だって、データでや ったら誰でも同じようなものになってしまう。それだけは耐えられ ない。足し算は算数でやって競馬は競馬論でやる。競馬論で足し算 をやったりしない。私は総合的でシンプルで個性的なだけだ。

 ここは6番人気という雲行き。走る気になるのは先と言っている うちに攻めて買いたい。男子マラソンは32キロでスパートだとか 入賞できてよかったなんて言わないで玉砕してほしかった。守りに 入ったら金はとれない。アテネの2週間でさんざん見てきた。温泉 の御厚意忘れられません。ほんとうに、ありがとうございました。 でも、今の私は地獄のちまたで攻めよう。バットをきれいに振り切 ろう。吉田さん、それが私の生き方ですけん。◎マルカフレンチ、 ○フラワリングバンク、▲コスモフォーチュン、絞れん、エイシン ヴァイデンもユタカもいる。多めに流そう。
(R)
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 2005/01/14「ホースレター」
ディアデラノビアの母系にある〈全きょうだいクロス〉2×1

● 〈全きょうだいクロス〉2×1

 来週から送信する際のメールの題名から「ホース」という単語を 外してレターだけとします。周囲にPCを見られると困る方もいら っしゃるようで。よろしくお願いします。競馬に対する偏見は今の 時代でも根深いものがあって困る。毎月、天覧競馬があったり、ア メリカ大使やヨーロッパの女王や王子がきたり、総理大臣がきたり、 いろいろあったらいいのに。

 土、日と雪になりそうでさっぱりわからない。中止もあり得る。 雨か雪かみぞれか、そして降り方で馬場が微妙に異なってくる。

 競馬が月曜にずれ込むとレース結果の整理とかウイークデーにや ることが1日詰まって忙しくなる。翌週の追い切りもたいへんだし、 翌週の競馬まで押せ押せになって落ちかない。雪と台風が問題だ が、競馬だけはスケジュールどおりに進まないと困るのだ。

 5日目の中山は朱竹賞。これはダートだからまだいい。◎はダー トの不良馬場で追い込んだシンボリドジャース。アフリートはエン ドスウィープと同じで、シンキングキャップにヘリオポリスが入っ ていて、ミスタープロスペクター系のわりには底力の補強になって いる。ダートでの器用さにも定評がある。これくらいのメンバーな ら狙いやすい。

 5日目の中山はニューイヤーS。◎はアサクサデンエン。シング スピールはローエングリンではないが、重馬場でも力があるからこ なせるだろう。ヴリルもいるが、こちらは多頭数で馬場がどうかな ってギシギシしたきつい競馬になると怖くて◎が打てなかった。

 京都は白梅賞。ディアデラノビアはホームページを仮UPした日 に牡馬と間違えた馬。詳細はホームページ「ケヤキの向こう」の 「日記」をご覧ください。
 4代母の父 Cardanil が、
Tourbillon2×3、Ksar3×3・4、
Durban=Heldifann3×3・4という凄いインブリードだ。
 その祖母 Coronis は、パーソロンの3代母でもあるが、
Durban=Heldifann の〈全兄弟クロス〉2×1
という世界最高の近交度を誇る。
 アラン・ドロンがCMやってたのも D'urban。
 で、この血の背景だけで◎はディアデラノビア。

 6日目の京都は紅梅S。◎はケイアイブーケ。アドマイヤベガの 子で近親がシーキングザゴールド。前々走は待機策が裏目だが、3 争いとはコンマ2秒差で追いすがった。前走はスタートで不利が あり前に行けず脚を余した。ジェダイトとは互角の馬だが、雨が少 し降ればケイアイブーケにはプラスだし狙った。

 日経新春杯は◎ナリタセンチュリー。JCで◎を打つチャンスを うかがったがエトランゼを乗せないから打てなかった。でも、この 条件でゼンノロブロイに勝っているのだから58で消えたら困る。

 京成杯は馬場状態が微妙だ。モエレアドミラルが問題だが、デイ リーに書いたように芝・ダート兼 用馬と見た。姉もそういうイメージだった。重はプラスだろう。良 ならアドマイヤジャパン、シックスセンス、ニューヨークカフェ、 イブキレボルシオンのサンデー勢が上と見た。◎アドマイヤジャパ ンは母がビワハイジでドイツ血脈が入りマンハッタンカフェの近親。 4代母がドイツの名血アルキミストの〈4分の3同血クロス〉3×3だ。 春をにらんで良馬場でなくても何とかしてほしい。(Ryu)
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05/01/28「ホースレター」 東京新聞杯、京都牝馬杯など
  〈相似な血のクロス〉〈全きょうだいクロス〉を
   3つ重ねたハットトリック


● 爆発力のある配合を3つ重ねて

 寒い寒いと言いながらも少しずつ日が長くなってくるから、その うち夏になって暑い暑いということになるのだろう。暑かろうが寒 かろうが、台風と大雪が降らなければいいよ。

 東京新聞杯。サンデーを父に持つハットトリックは母の父がアー ツアンドレターズのラインで、薄いながらもデュランダル、ゼンノ ロブロイ、デルタブルースなどと同じく、ガルフストリームとヘリ オポリスの〈4分の3同血クロス〉が生じる。
Gulf Stream≒(ニアリーイコール)Heliopolis 5×7・8
おまけに、母がウォーレリックの3兄弟の〈全兄弟クロス〉を持っ ている。
War Relic=Anchors Ahead=Speed Boat 6×6・5
この〈全兄弟クロス〉は祖母から継続する。
Anchors Ahead=Speed Boat 5×4
ハットトリックはこういった爆発力のある配合を3つ重ねているこ とになる。名前がハットトリックなのは偶然かもしれない。相手は 人気馬以外にも人気薄のアルビレオやボールドブライアンだって強 い。強敵がそろった凄いメンバーではある。たんぱ賞で◎にしたの は、さすがに福島だからリスクが多かったが、ここは府中だから◎。

 クロッカス賞の◎はヤマニンアリエル。薄いながらもガルフスト リームとヘリオポリスの〈4分の3同血クロス〉が生じる。
Gulf Stream≒(ニアリーイコール)Heliopolis 5×7
ヤマニンセラフィムやヤマニンアルシオンの全妹で能力はここでも 通用するだろう。

 根岸Sは前走でダートでの適応を見せつけたメイショウボーラー が◎。戦歴が違う。ダートなら千四でもパワーで粘り込めるのでは ないか。

 こぶし賞はゴールドアリュールの全妹のオリエントチャームが◎。 兄よりも切れがある。

 小倉のくすのき賞。クスノキは瑞々しくて大好きな樹だから、こ こはあたりそうだ。コンゴウリキシオーが◎。牝系がコスマーで、 ノーザンダンサーやミスタープロスペクターの濃いクロスがあふれ かえっているハデな配合で、馬もハデだ。緒戦はディープインパク トに負けたが、ここには出てこない。長谷川でも乗ってたらと思う が、ま、いいか。◎。

 バイオレットSは◎コパノフウジン。ストームキャット系にスキ ャンだからダートがベターだ。もう一丁。

 セントポーリア賞はカンペキが◎。母系の重厚さもなかなかのも のがある。このクラスは勝てる馬だ。

 京都牝馬Sは◎ウイングレット。
Halo3×3、Nijinsky4×4。
美しい配合の美しい馬で2歳Sから褒めてきた。距離はマイル〜二 千がベスト。オークスは長かった。秋華賞当時よりも一戦ごとにト モに肉が付いて幅が出てきた。堂々としてきて弾んでいる。古参勢 も強いのがそろったが、53キロは魅力だ。この斤量ならなんとか してほしい。
(笠 雄二郎)
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2005 デイリースポーツ「笠の血統展望」  弥生賞
      (牝系に良質の濃いクロスを持つ成功パターン)

 サンデーサイレンス(SS)は最後まで大物を出し続ける。弥生賞にはディープインパクトが登場した。半姉レディブロンドをG1でも◎にしたように、この牝系は少し好みだ。フェオラの名牝系だけあって4代母がハイペリオン3×2という重厚さ。牝系に良質の濃いクロスがあるのはサラブレッド生産の一つのセオリーでもある。これが母の祖父のリファールのスピード・ラインを補強している。ダイナミックなフォームで、無敗だったアグネスタキオンに見劣りしない。心配は小回りで多頭数になったときだが、そんなことは気にしないで◎を打ちたい馬だ。

 マイネルレコルトは母が爆発力のあるプリメロの〈全兄弟クロス〉を4・6×4と濃く持っている。自身はリボーやプリンスキロをクロスさせて大レース向きの底力のある血統だ。マーブルチーフやマイネルベナードとは違って、チーフベアハート産駒としては爆発力がある馬だ。

 SS産駒のアドマイヤジャパンは母がビワハイジだけあって、いかにもA級というセンスを感じさせる。4代母がドイツの誇るアルキミストの〈4分の3同血クロス〉3×3という重厚さ。順調にきて強くなってほしい馬だ。

 レットバトラーは全兄がダイワメジャーで全姉が桜花賞3のダイワルージュ。4代母がマムタズビガムの〈4分の3同血クロス〉3×3で、この爆発力で走る牝系だからマイラーが多いが、この馬は距離をこなす。この牝系にしては頼もしい。

 マチカネオーラはジェネラスの近親だが祖母がファイティングフォックスの〈全兄弟クロス〉5×3で、爆発力を内包している。母の父はソコソコだが母系は悪くない。

 エイシンサリヴァンはサドラーズウェルズとヌレイエフの〈4分の3同血クロス〉2×3。少しずつ走りが良くなってきた。

 キングヘイロー産駒のニシノドコマデモは母の兄がセイウンスカイ。シンボリゆかりの牝系らしく底力がある。競馬を覚えてくれば侮れない。

 ワールドアベニューは3代母が〈4分の3同血クロス〉2×2を持っているが、父が平凡で単調な面があるから流れ次第だろう。
(笠 雄二郎・血統研究家)
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